シンデレラにガラスの靴を
「それは…、綺羅ちゃんが極度の男嫌いってこと。結構有名なんだよね〜。」
わたし、有名だったの?
いや…、それは有り得ないかな。
なんて自己完結。
「ふ〜ん…、知らねぇな。」
だから見ないでクダサイ…。
この人の射抜くような鋭い視線が怖かった。
「ちょうどさっきそこで見つけたから、この子でいいかなって思ってさ。」
そこと言いながら、黒いカーテンを指差した。
もしかしてここって…、さっき部屋に入ったときにあった黒いカーテンの向こう側?
そんなことを思いながらぼんやりと部屋を見つめた。