嵐の如く~俺様ヤクザが愛する女~龍・乱舞編
私は光さんの帰りを待っていた。


「お帰り……」


玄関で組の者たちとお出迎え。


光さんの隣には見知らぬ男性が立っていた。


「『紅組』の組長…三鷹譲様だ…」


光さんが私の見知らぬ彼を紹介。


それも『紅組』の組長だって!!?


「確かに妹の佐波に似ている…」


譲様は私を懐かしむように目を細め優しい笑顔で見つめる。


シロさんも組員たちも突然の譲様の訪問に戸惑っていた。
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