DKのどーしようもない日常





さっきまで怒っていたことなど全く記憶にない。

――だけど一つだけ、思い出した。



「あっ!パジャマくん、洗ってない!!」



思い出してパジャマくんを見てみると、すっかりコーヒーは染みになっていた。



「もう無理だろ」

「人生諦めることも大切だぜ!」

「…おっ、俺のせいじゃないぞ、お前が忘れてた悪いんだからな!うん!」

「そんなぁ~……っ!!」



俺の目から次々に溢れ出す涙。

せっかくの誕生日なのに一日中俺が暗かったのは言うまでもない…。








[陽哉side]パジャマだって生きている

END.
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