DKのどーしようもない日常





陽哉の言葉に対して頭を振る俺らに「可愛いの!可愛いの!」と言い続ける陽哉。

…そして、なにかを思い出したかのようにいきなり「あっ!」と叫んだ。



「あれあれ『ハァハァ』だよ!ドーナツの穴、ハァハァだよ!」

「「…はぁ?」」

「いや、はぁ?じゃなくてハァハァだってば!オッサンが言ってたヤツ!

ドーナツの穴……ハァハァ!」



この日から陽哉はドーナツの穴を見る度に「ハァハァ」と言うようになった。

…まぁ、そこから段々ヒドくなって今の穴男になったってわけ。



「――ぐへっ、ぐふふふっ…。ドーナツの穴も…

ぐあ゙あああっ!」





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