フランス人形
第四章~悲しみという怒り~
人形はヨロヨロと町をさまよった。


そうして一軒の家にたどり着いた。


そこには女の子の子供もいる。


幸せな家族もいる。


ここにしよう。



そう決めた人形は、玄関前で朝を待った。


そうして、朝が来た。


人形は誰にもばれないよう、インターホンをおした。


すると中からかわいらしい女の子が出てきた。



その子は人形を気に入ったらしく、中へと入れた。
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