アメが降る



飴を食べ終わり
緑色の缶を片付けた後、掃除に取り掛かった。



ひっくり返したまま、
うっすらと埃がかかっていたままだった
彼女のマグカップも綺麗に洗った。



僕の部屋はいつ彼女が帰ってきても大丈夫なくらい元どおりになっていた。




「飴の力は偉大だ」



そう。
彼女の言ったとおり。




急いで彼女のもとにいこう。
新しい飴を持って。



好きだ
と言える人は傍にいたほうがいい。
いつでも。


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