世界に二人
【1章】夢の続き

美紀視点

いやな夢を見た。
朝起きたら誰もいない夢だ。
私は寝起きでけだるい体を起こす。

こうゆう夢を見た日の一日は最悪だ。
おちおち二度目なんかできやしない。

「はぁ…」

高校に入って初めてもらえた自室で
私は一人溜息をつきながら
制服に腕を通す。

ほんとうに面倒だな。
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