課長さんはイジワル
第223話 課長と結婚?
由紀……
由紀……
由紀……
由紀……。
(↑心の中でエコー中)
課長ってば、今、しっかり「由紀」って言いましたよね。
タラ~リ、タラリと背中を冷たい汗が一筋流れる。
まさか、佐久間主任、聞いて……。
佐久間主任の「え?!まじかよ」と言う言葉に、私の甘い考えは斬頭台の露と消える。
アハハ……しっかりばっちり聞いてましたね。
もう、課長ってばうっかりさん♪
~~んなわけなかばいっ!!!
絶対、ワザとですよね!今の。
社内恋愛ご法度のこの会社で、2人の関係がバレたら、私、地方支社に飛ばされちゃうじゃんよ!
か~ちょ~ぉ~ぉ~!!(怒)
……ん?
でも、待てよ。
課長はバンカメに移籍したから、社内恋愛じゃなくて、フツーに飛ばされずにすむ??
ほんの一瞬の間に、今まで使っていなかった頭がフルスロットルで廻る。
いや、飛ばされる理由がなかよね。
ほっと、胸を撫で下ろしているとき、佐久間主任とハタと目が合う。
「ヨリ、戻してたんだ」
「あ……。えぇっとぉ……」
「どうりで東京から帰ってからキレイになったはずだ」
え~。ホントに?!
顔がぽっと赤くなる。
お世辞でも嬉しい。
「奥田さんが隠すつもりもないってことは、結婚の約束でもした?」
結婚?!
私と課長が?
ふみねぇと大垣さんみたいに、ウエディングベルをぶち鳴らすってこと?
課長と……結婚?
「う~ん。だけど、あの人は結婚はしない主義だと言ってたからな……」
舞い上がったところで、佐久間主任のハエ叩きがフルスイングで私を叩きのめす。
由紀……
由紀……
由紀……。
(↑心の中でエコー中)
課長ってば、今、しっかり「由紀」って言いましたよね。
タラ~リ、タラリと背中を冷たい汗が一筋流れる。
まさか、佐久間主任、聞いて……。
佐久間主任の「え?!まじかよ」と言う言葉に、私の甘い考えは斬頭台の露と消える。
アハハ……しっかりばっちり聞いてましたね。
もう、課長ってばうっかりさん♪
~~んなわけなかばいっ!!!
絶対、ワザとですよね!今の。
社内恋愛ご法度のこの会社で、2人の関係がバレたら、私、地方支社に飛ばされちゃうじゃんよ!
か~ちょ~ぉ~ぉ~!!(怒)
……ん?
でも、待てよ。
課長はバンカメに移籍したから、社内恋愛じゃなくて、フツーに飛ばされずにすむ??
ほんの一瞬の間に、今まで使っていなかった頭がフルスロットルで廻る。
いや、飛ばされる理由がなかよね。
ほっと、胸を撫で下ろしているとき、佐久間主任とハタと目が合う。
「ヨリ、戻してたんだ」
「あ……。えぇっとぉ……」
「どうりで東京から帰ってからキレイになったはずだ」
え~。ホントに?!
顔がぽっと赤くなる。
お世辞でも嬉しい。
「奥田さんが隠すつもりもないってことは、結婚の約束でもした?」
結婚?!
私と課長が?
ふみねぇと大垣さんみたいに、ウエディングベルをぶち鳴らすってこと?
課長と……結婚?
「う~ん。だけど、あの人は結婚はしない主義だと言ってたからな……」
舞い上がったところで、佐久間主任のハエ叩きがフルスイングで私を叩きのめす。