雫の恋



「本当にごめんなさい!!」


私はリビングで優斗さんに土下座していた。いやぁ…これくらいしないと…えっ?恥はないのか?何ソレ、食えるの?うちはお父さんがあれだからね。

お父さんはテーブルで美里さんと優雅にお茶を飲んでいた


「いや…別に…お前のせいじゃないしな…」

顔を上げてくれと付け足す優斗さん。

「本当?」

私は顔を上げる。なんか時代劇の家臣と殿様みたいだ

「ああ」

優斗さんはやさしいなぁ…


「ところでさぁ…」

「ん?」



「なんでジャージなんだ!?」



私の私服です

「ダメですか?」

「だめ!!」

なぜに?

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