華〜ハナ〜Ⅱ【完】



それからはしばらく二人で黙って夜の空を見ていた。





不思議と苦じゃなくて、結都と初めて会ったときみたいに懐かしい感じがした。



私と楓にある意味関係があったみたいに、結都とも何かあるのかしら?




なんだかそんな気がしてならない。




私が結都を傷付けたんじゃなければいいけど…―――



無意識に、そんならしくないことを考えていた。







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