華〜ハナ〜Ⅱ【完】
約束っていうのは、ありきたり。
“これ以上、桜華の人達に近づくな”
……笑えるわね。
「…分かったでしょう?」
「ちょっとチヤホヤされてるからって調子に乗るんじゃないわよ?」
「あんたはただ紅蛇から守られてただけなんだから。」
「紅蛇がいなくなった今、あんたに用はないのよ。」
四人の女が、口々に言う。
もっともな話ね。
私は、何も言わずにただ真ん中の女を見つめていた。
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