華〜ハナ〜Ⅱ【完】


「侑希さんも特攻服着るんスか??」



下りてきた瞬間に近寄って来てくれた弘夜が顔を輝かせて尋ねて来る。




「着るみたいよ。」

「まじっスか!!!俺らとオソロっスかね??」

「淡いピンクのよ?同じなの?」



弘夜は「あ〜そっちっスか〜」と言って「俺らのはコレっス!!!」とバイクから紙袋を取り出した。



その中に入っていたのは……



「綺麗ね…」


漆黒の特攻服。

所々に桜の花びらが散っていて

黒にピンクがよく映える。


背中には白っぽい月が描かれていて、そこにも桜。



「夜桜って言うんス。俺らみたいな下っ端は全員コレなんスよ。」



夜桜……

本当に綺麗な刺繍。



「凄いわね…」



私は感嘆のため息が出そうなほどだった。





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