華〜ハナ〜Ⅱ【完】
「ふっ……行くか。」
そう笑う、蓮士。
「…………っ!!」
悔しいけど、カッコイイと思う。
銀髪は全体を後ろに流してて、大人っぽい。
ピアスは両耳にピンクがたくさん。
しかも、全部違うピンク。
私の目の前に立つ5人が、ものすごく光って見える。
幹部は白に桜が舞う、綺麗な特攻服。
蓮士は…白ともピンクともつかない、色。
でもやっぱり桜の花びらが舞っていて。
ホントに、綺麗としか言いようがない。
「さぁ、行こうか。」
私はその声について、部屋を出た。
「……うんっ!!!」
なんだか、嬉しい。