華〜ハナ〜Ⅱ【完】




「……ル…カ…?」

「李玖…だ……」




今にも消えそうに弱弱しく。



ルカが笑った。




「李玖や…。ルカとゆっくり話したらどうじゃ?」





じいちゃんの言い方は、まさしくもう最期だと言っているようなものだった。












じいちゃんが部屋を出て行き、俺とルカは二人きりになる。



今まではそんなこと当たり前だったのに。




俺は、うまく息が出来なかった。







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