だから、ずっと
新しい生活


「部活どうするん?」


昼ご飯を食べてる時に、急に言葉を発したハル。
部活?


「やらんよ〜」


うちはウインナーを口にしながらそう言った。


「「やらんの!!?」」


二人、ハモってるし、声でかいし驚きすぎ。


「な、なんでなん?やらへんよ。」


「もったいないって!バスケやりーやぁっ!」


「ほんまや!お前、バスケしか特技ないやろ!」


「マサ謝れ!うちは頭もいいんや!」


「頭……なぁ。」


と、馬鹿にしたように笑うマサ。ムカつく!
うちはマサの目の前に紙をパッと出した。


「“6”?」


「うちの入試の順位!6位やってん!」


どうや!まいったか!
と言わんばかりのドヤ顔でマサに見せたった。


「はい。」


やのに、マサの手から出てきた紙に書かれていた数字は2………


「えぇーっ!!!詐欺やーっ!!」


「ちなみにハルは5位…お前が一番アホや。」


「ゴメンな…乃々。」


「うっそ〜」


悔しい〜!負けた!
しかもマサに…………


「次のテストで勝つからな!」


「がんばれば。」


と馬鹿にしたように、笑うマサ…ムカつく!
絶対に勝ったるっ!!!



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