SECRET♥LOVE 元ヤン彼の スィート♥レッスン~同居人は甘々年上狼君~Ⅱ

 「一谷さん、一谷美羽さん。診察室1番にどうぞ」



名前を呼ばれて体がビクッて反応する。




 「わたし、ここで待ってるから。 」


幸子さんが手を握ってくれる。



 「はい。 」


笑顔なんてムリだけど、逃げ出したりはしない。




もう逃げられない。




 「下着も脱いでくださいね。 用意出来たらイスに座ってお待ちください」



怖くて… 怖くて… 恥ずかしくて… 逃げ出したくて。



 「イスが動きますね。 」



 「足、開きますよ。」



 「内診しますね。機械入りますよ」



 「大丈夫ですか??」


慣れた口調で進められる診察。




痛さと、恥ずかしさと、恐怖で涙が頬を伝い落ち続けた。






 「超音波しますね。 右上の画面見てくださいね」



 「これが、赤ちゃんがいる袋です。 この丸いのが赤ちゃんですね」



覚悟はしてたけど…

決定的事実を目の前にして息をするのを忘れた。












< 303 / 400 >

この作品をシェア

pagetop