SECRET♥LOVE 元ヤン彼の スィート♥レッスン~同居人は甘々年上狼君~Ⅱ
「美羽?? 大丈夫か??」
ドア越しに聞こえるのはやっぱりお兄ちゃんの声で。
「大丈夫だから…」
そんな強がりでもしていないと、どうにかなってしまいそう。
「そっか… 着替えたらリビングに顔出せよ。」
「うん。」
どんな顔でリビングに行けばいい??
さっきみたいに笑って??
無理だよ。
もう無理だよ。
部屋に入ったとたん、我慢してた涙が溢れて…
もう笑顔なんて無理だもん。
あの子が本気だから…
それがわかるから…
鉄兄の事あたしより知ってる彼女に叶わないって不安になるの。
あたしなんて…鉄兄の事、鉄兄の人生のほんの一瞬しか知らない。