ウサギとヒツジと時々オオカミ!?

混乱



由季も真二君も、話尽くしてしまったのか沈黙になってしまった。

どうしたらいいか分からなくて、由季をチラリと見ると



「………あー、もうダメ!気になるし意味分かんないから聞くけど吉川君って何なの!?」



急に、痺れを切らしたかの由季は吉川君を見ながら問い掛けた。



「何って…?」


「優美から話は全部聞いてるの!なのに、聞いてた感じとは何か人が違うし……逢いたかったなんて優美に言うし…何考えてるの?優美、はっきり言って不安がってんの!こんな状況になってるし…」



こんな状況にしたのは由季なんだけど…

でも、由季は私を思って吉川君に聞いてくれた。



「何って…俺は優美に逢いたかったんだよずっと」


「ゃ、だから何で?」


「おいおい、由季~?」



吉川君の返答に、答えになってないと言わんばかりに強く言い返した由季。
真二君は、私の過去をあまり知らないからそんな由季に少し驚いて止めてるみたい。



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