桜姫紀
桜は、桜だ。
あぁ、なんてうれしい言葉なのだろう?
認めて、もらえたよ・・・。

「そーんなことより!」

パキパキと、焔さんが腕を鳴らしながら言った。

「桜を傷つけるとは、いい度胸だなお前ら。」

焔さんが後ろでどす黒いものを放ちながらにっこり笑う。

「今回は焔の意見に賛成だな。」

「私も賛成だわ♪」

「よくも私の桜さんを傷つけましたね?」

「お前に同感。」

「半殺しにしてあげるわ♪」

「・・・殺す。」

「3分の2殺しにしてやるから。」


「え、あの・・・・?」

「お主ら、ちょっと待っ・・・。」


「問答無用☆」


恐ろしい断絶魔が翠の国の城内で響きあったという・・・。


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