運命の王子様はどっち?!

始まりとは

「ふぁ~、ねむい。」


今日も、1日が始まる。平凡な1日が・・・・


って!語ってるヒマはない!!


今日、入学式じゃん!間に合わな~い!猛ダッシュで準備した。


いつもより、10分も早く準備ができた。やれば出来んじゃんあたし。


「鈴華?朝ごはんは?」


「今いくー!」


紹介、遅れました。


あたしは、今日から北原校1年の相原鈴華(あいはら すずか)です。


「じゃあ行ってきまーす!」


「いってらっしゃい!気をつけてねー!」


あたしは、家を出た。


「おい。遅ぇぞ。」


「すみませんね!ってか、嫌なら先行けばいいでしょ!」


「俺はなぁ~、馬鹿なお前が道に迷わないように学校まで送ってやんだぞ?」


「誰も頼んでません!」


朝からこんな喧嘩をしてる相手は、相楽隼人(さがら はやと)。


隣に住んでる幼馴染。立派な顔立ちをしていて、影では「王子」なんて呼ばれてる。


でも、ちょー俺様、あたしには特に・・・ムカつく!


「あら~お二人さん今日もラブラブですね~。」


「もうっ!そんなんじゃない!」


こんなことを言ってるのは、あたしの親友、幸村希(ゆきむら のぞみ)。


彼女は、美人でスタイルがよくてー、まぁ簡単に言うとモテる。


「二人とも素直になんなさいよ!」


「はぁ?なん「こいつが突っかかってくんだよ。」


「あんたでしょー!」


ギャーギャー言いながら学校に向かった。


学校に行くと、いろんな人から見られる・・・あたしたちのほうを向いて、コソコソなに


かを話している。はぁー、この二人といるといつもこう。すごく目立つ。


隼人は、あんまり好きじゃないらしくムッスっとした顔をしている。


希は慣れているのか気にもしてない。


一方あたしは、身を小さくしながら歩いている。







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