短編集~恋 ラブ ~

風邪

~風邪~

まりからメールが来たのが

今日の朝からやった。

今日は、デートの約束だった。

別にドコに行くってわけじゃないけど

俺の家で漫画でも読もうか~みたいな感じのデートだ。

朝からの電話で『勇気 今日は、デート無理っぽい・・・。

ホントごめん』という内容だ。

心配になった俺は、すがさず電話した。

『どーしたん?なんか用事ができたの?』って聞いたら

まりはガラガラな声で小さく『風邪みたい。でも心配いらんよ

大丈夫やから』イヤ!大事な彼女が風邪なのに

心配しない彼氏いるかぁ??普通心配するっしょ!

俺は『今から行くから』と言って電話を切った。

コンビニで冷えピタやらゼリーなどを買って

まりの家に言った。

インターホン押しても返事がない。

そんなにひどいのかぁ?

合鍵でまりの家の中に入った。

そこには、ベッドに横になってるまりがいた。

『勇気・・・。うつるよ!私は、大丈夫やから・・。』

どー見ても 大丈夫じゃないやろって顔してる

ホントにやばいよ。

とにかく まりの横に行って

さっき コンビニで買ってきた

冷えピタを貼った。

ホッペを触るとまだ熱をもっていた。

もう1回熱測ってみ?と体温計を

まりに渡すとまりは素直に自分の脇に入れた。

しばらくしてピピと音がなった。

数字を見てみると39.8°

高熱やんか・・・。

しんどそうやもんな。

まりのベッドの近くにある机の上を見てみると

飲んだあとの薬があった。

昨日から体調がすぐれんやったらしく

病院で診察してもらったらしい

でも、2つ開いてない薬があった。

粉薬と座薬だ。

まりは、芸能人という仕事をしており

たまたま仕事がばれたらしく

それなら、もっと早く効く

座薬をだされたらしい。

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