こんな娘で、ごめんね。
夜。


ひとりぼっちで、寂しいときは、あたしは、窓のカーテンを開けて、星を見上げた。




『ペンネーム
匿名希望さんからのお便りです』



深夜ラジオからは、夜な夜な傷ついた天使たちの悲痛な心の叫び声が聞こえてきた。




【生きている意味を教えて】



【自分は、
存在価値なんてない。死にたい】



【寂しい。助けて】





肩に力を入れ、
強い自分を演じ、構えて生きてる昼間の世界。



漆黒の闇は、そんな昼間の世界に疲れた人間を包んでくれる。



弱くて、どうしようもない、ちっぽけで情けない本当の自分を隠してくれるのだ。



だけど、
夜に逃げ込む前に、


本当の自分を受け止めてくれて、きつく抱きしめてくれる誰ががいてくれたら…



きっと。


寂しさなんて、
消えてなくなるのにね。




きっと。


夜空の下で、
羽根を広げる天使なんて、いなくなるのに。




だけど、誰もいないんだ。



大人達は、
何も分かってくれない。




何も分かろうとはしない。



面倒だから?





なんで、
傷ついてる子供の心に目を向けないの?



ずっとSOS
出してたじゃない…。





あたしが、ラジオの電源を切ると、部屋には、静寂感が戻った。





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