君と学校で
「風音ーーーー!」

「うわ!?志音、何急に」

「頭に、手が、ポポポポポポンポン!」

「全く意味がわからんわ!」

ヤバイヤバイ、冷静に慣れない。



え?何?どうして海斗さんが!!

「とりあえず、落ち着け、はい深呼吸」

風音に言われたとおり深呼吸をする。やっと落ち着いてきた。


「あいかわらず、愉快ですね。先輩方」

ん?その声は。

「樹里ちゃん!」

「うるさいです」

「…ごめん」

来てくれたんだ。怒られたけど。



「それで、答えは?」

風音はニヤッと笑って聞く。

「嫌いです」

「えぇ!」

ショックで声を上げてしまう。
そんな私を見て、樹里ちゃんは「でも」と付け加える。

「でも、信頼は…します」


樹里ちゃんの顔が赤くなる、かわいい。

「なので、これから…」

「「これから?」」

私達は満面の笑みで聞く。

「これから…よろしくお願いします」


「「了解」」


これで、全て解決。


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