君と学校で
私と海斗と友哉は幼なじみでね、仲良くて、学校も同じだったの。

小学校のとき、海斗も友哉も同じ野球少年クラブに入っていて、海斗がピッチャーで友哉がキャッチャー。


そりゃぁ二人ともモテたモテた。



6年のとき。


私、不審者に絡まれちゃって無理やりどこかにつれてかれそうになったんだけど。


海斗が助けてくれたの。



その時の人が本当タチの悪い奴で。

海斗ぼこぼこにされて…。



足にヒビわれたし、腕も骨折。



その時期は野球の試合も近かったのに…。

海斗、出れなくなっちゃって。






最初は罪悪感でいっぱいだったんだ。





でも、海斗に

「大丈夫、お前のせいじゃない、お前が怪我しなくて本当によかった」


って言われてさ。



ほっとしちゃったんだ。




それから、海斗のこと好きになったんだよ。
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