視線の先には

片想い






カウンターに向かう途中

広瀬君の座っている席の近くを通ると


チラッと目が合った。




だから広瀬君も私に気づいたみたいで、


「よぉ」



と笑いかけてくれた。




私は軽く会釈的なのをした。

そして、


「ここ、座ってもいいですか?」



と広瀬君の向かいの席を指差した。





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