裏生徒会部


柊也は携帯を閉じると、私の顔を見てきた。


「何か聞きたいことでもあんの?」


そりゃ、あるよ。

それもたくさん。


「どうして私が柊也の部屋にいるの!?どうして私はジャージなの!?どうして眼鏡をしてるの!?」

「1つずつ言えよ。つーか、最後の質問はいらねぇだろ」


いや、最後のは結構重要。

柊也は溜め息をつきながら床に座ると、ミニテーブルに頬杖をして話しだした。

溜め息をつきたいのは私のほうだ。


「まず始めの質問な。俺が嫌々連れてきたから」


あんまり答えになってないし。

そもそも嫌なら連れて来る必要が…

って、ん?

柊也が連れてきたっておかしくない!?

あの超女嫌いな柊也が自分の部屋に女を連れてくるわけないよね!?

ここに来て本当、疑問しか浮かばないです。



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