裏生徒会部


とは言うものの、やはり誰かが犠牲にならないと一向に出発できない。


「じゃんけんで決めよっか」

「待って待って!」

「どうしたの?静音ちゃん」

「私抜きの3人でやって」

「えーなんでーずるいよー」

「なんでもずるいもない…っていうかどうしてかわかってるでしょ、央…」

「さぁ。なんのことだか」


そう言って本当は私がやりたくない理由を知っているのにしらばっくれる。

誰がやっても睨まれるのは確実なのだが、その被害の大きさを考えれば圧倒的に女子である私が大きい。


「はーい、じゃんけんするよー。勿論、静音ちゃんも含めてね」

「ちょっと!?」

「出さなかったら負けー。はい。じゃんけーん」


ポンッと。

央、一くん、奏十が出したのはパー。

そして私はグー。

こんな仕組まれたお決まり展開があるだろうか。

酷すぎる…。



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