裏生徒会部
ダッシュで学校へと向かうと、校門の所で柊也を発見。
間に合って良かった!
中学時代に陸上部で良かった!
「…はぁ……おはよう。柊也」
「あ?…お前か」
何、その残念そうな顔は。
私で悪かったね!私で!
やっぱり、昨日の…っていうか、犬のやつは夢オチだったみたいだ。
まぁ、ありえないことだったし、そうだよね。
「昨日、変な夢見たんだよね」
「変な夢?」
「柊也が私を家に送ってくれたりする夢。ありえないよねー」
「は?」
え?
何、その反応。
私の予想では「ありえねぇ」って言うのかと思ったんだけどな…。
「…ありえねぇな」
「え、うん。凄い夢オチ」
少し遅れての返事。
夢オチだったこと確定!!
やっぱり、ありえないことはありえないんだよね。