君がいれば・・・②
「やっとセナの方からキスをしてくれるようになったね?」



「もう、からかってばかり」



瀬奈はシンの腕から逃れて立ち上がった。



「そうだ……あのね 親友の亜沙美がシンに会いたがっているの 近いうち会ってくれる?」


「もちろん 今日でも良いけど?」



「ほんとう!?」



嬉しそうな顔になった瀬奈は、バッグから携帯を取り出して亜沙美に電話をかけた。



話をすると亜沙美は喜び、このホテルのイタリアンのお店で会うことになった。



待ち合わせは6時。



明日、瀬奈と亜沙美は仕事があるから、早めに食事をして早い時間に帰ることにした。





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