君がいれば・・・②

パク家

「シン、この服でおかしくないかな?」



瀬奈は持ってきている服からペパーミントグリーンのジャケットとレモンイエローのスカートを着ていた。



2日間の滞在なので服はほとんど持ってきていない。



シンが買おうと言ったのだが瀬奈はゆずらなかったのだ。



「もちろん セナは何を着ても似合うよ」



シンもカジュアルなグレーのスーツを着ている。



「そんなのが聞きたいんじゃないのっ ご家族を訪問するのに変じゃないかって聞いてるの」



「もちろんおかしくない 最適な選択だと思うよ」



スカートの小さな皺を伸ばそうとしている瀬奈に真面目に言う。



「お土産も持ったし 忘れ物はないかな~」



まだホテルだと言うのに緊張がMAXになりそうだ。



「セナ、そんなに緊張しないで 何か言われたら韓国語が聞き取れなかった振りをすればいい 俺が答えるから」



シンに優しく言われて瀬奈はやっと笑った。





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