君に出逢って
「あの、はじめまして。将くん。

私、香住 雪姫っていいます。
よろしくお願いします 」

「私は水神 王梨。気軽に王梨って呼び捨てしていいからね。
雪姫とは、昔からの幼なじみなの。」

「こちらこそ、はじめまして。
名前は、何回も自己紹介してるからいいよな。
俺も気軽に"将"って呼び捨てしていいからな。
王梨、雪姫ちゃん」

「わかった。そうする。」

「私も"雪姫"でいいよ。男の子に"ちゃん"付けされるのちょっと苦手だから…。」

「わかった。雪姫。俺、これから家に帰ってやることあるから、また明日沢山話そうな。
それじゃあバイバイ。」

「う、うん。バイバイ。」

「じゃあね!!」

「雪姫、良かったね。将と少しでも話せて、明日はもっと話しかけるのよ!!」

「ええっ!!少しでも話すの緊張したのに、明日はこれ以上に話さなきゃダメなの!?(泣)」


「そりゃそうよ!!緊張してたのはわかってだけど、話さなきゃ、将に雪姫のこと印象付けれないでしょ!!」

「なんで王梨はそっちの話をすぐに持ってくるのよ!?私、別に好きになった訳じゃないだよ」

「ふーん。そんなこと言って後で後悔しちゃうんだからね。」

「だから、そんなんじゃないってば〜!」


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