《完》愛さずにはいられない【BL】
 俺は禁断の世界に続く扉を利遠と開けた。


 「……」


 互いに絡め合う骨ばった指先。

 そして…筋肉質な身体ーーー


 「……愛を乞うのは俺の方だ…」


 「利遠?」


 「…俺は航に何もあげられない…でも航は俺に色んなモノをくれた」


 「そんなに自分のコト…卑下するな…」


 「マジで…航は優しいな~朝まで…帰さないから~」


 「えっ!!?」


利遠は俺を愛しくギュッと抱き締める。



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