《完》愛さずにはいられない【BL】
 手紙だけでなく…女子たちは積極的にアプローチして来る輩も存在した。


 利遠はあらさかさまに嫌悪感を放ち…図書館の最上階に逃げ込んだ。


 俺まで巻き添えになる始末。

 俺も隣の女子にクッキーを渡してくれと頼まれていた。

 名前は…鈴木さんだっけ…


 「……もう少し…優しく対処しろと梓遠がうるせぇんだ…」


 「そりゃそうだろ?自分の評判悪くなるからね…」


 「…お袋も梓遠も…人目を気に過ぎた…」


 「ハッキリ言えばいいだろ?自分のコトを」
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