《完》愛さずにはいられない【BL】
 マドンナは先に屋上を出て行った。


 「航…お前…そこで何してる?」


 げっ!?


 利遠は俺の存在に…気付いていた。


 「別に…空を見ていただけだ…」


 そう返しながら…俺は利遠の前に歩み寄る。


 「しかし…随分…優しいじゃないか…相手がマドンナだから?マジで友達に
なるつもりか?」


 「……そこまで聞いてたのか?」


 「聞こえたんだ……」


 「ふうん~」


 

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