幼馴染みは男嫌い


普通にベタボレじゃん俺。




口に運んでいた姫野の手が止まって
じーっと俺を見てくる


「な…なに?」



「何、ニヤついてるの?」


「別に…」


ヤバイ…俺。末期だろ



姫野はさして興味もないようで
黙々とビーフシチューを食べていた


俺はニヤけた顔を押さえるのが必死で
無心で3杯もおかわりしてしまった


< 53 / 110 >

この作品をシェア

pagetop