教室のすみっこ
「どうだった遊!!?」

「お・・・・・おぉ」

「え??・・・・まさか・・・・本当に美人だった?なぁどうだったんだよー?」

「いや・・・・うーん・・・普通の顔だった」

「なんだよ普通の顔ってー」

かなめの顔は別に美人でもないしかわいくもない。かといってブスだったわけでもない。

本当に普通の顔だったのだ。

しかし













俺はかなめに恋をしてしまった。





「あのさ、啓太。俺さ・・・・」

「あ、もしかして貞子に恋しちゃった感じ?」

「は!!?なんでお前そのこと・・・・」

「いやーなんかお前の事だから・・・まさかなーと思ったんだが・・・・本当だとは・・・」

「いいだろ別に」

しかし、啓太のものわかりがよくてよかった。

「お前本当変だなー。俺なら咲のほう狙うけどなー」

「は?なんでここで咲が出てくんだよ」

「だって・・・咲は絶対お前のこと好きだぞ?」

「は?」

「今日のあさお前に彼女いるかってきいてたじゃん」

「それはただ気になっただけだろ?だいたい俺咲の事苦手だし」

咲は男子からすかれるタイプの女だ。と俺は思う。かわいいし。

けど女には嫌われるタイプだな。

なんで男の俺がこんなことを思うかというと、俺は人を見る目があるからだ!

あ、本当ですこれ。

だから咲は苦手だ。

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