First crush
あたしはあれからいっぱい先輩と話すようになった。
先輩もあたしにいろいろ話してくれる。
だから毎日が楽しかった。
翔子も前以上にラブラブになっているし。
千可は相変わらずラブラブ。
あたしは少しニヤけながら部活に行った。
「こんにちはー!」
今日も元気よく挨拶をする。
「おぉーさえ」
「先輩こんにちはー」
「おう」
一番に声を掛けてもらってすごい嬉しいなぁ。
あたしがニコニコしてたら先輩がみんなを集めた。
「えーっと、土日に合宿をしようと思うんだけどいい?」
『いい?』だって。
かわいいなぁ。
「いいっすよー」
「いいですよー」
部員のみんな賛成してる。
じゃ、あたしもー!
「賛成ー!」
あたしが手を挙げたら先輩は一回こっちを見て笑ってくれた。
そーゆうささいなことでも嬉しいよ。
「じゃあ決定な土日寝坊するなよ」
「了解~」
ということで今日は部活がないらしい。
あたしが自分の荷物をまとめてると一人の先輩が来て、
「さえまたな!」
話しかけてくれた!
「はい!さようなら」
ちょくちょく話しかけられるけどこの先輩は初めてだ。
あたしは荷物を担いで智先輩に近寄った。
「先輩!さっき話しかけられました!」
「そっかぁー!よかったな」
「はい!あ、合宿楽しみです!いろいろ迷惑かけるかもですけどよろしくお願いします」
あたしは先輩に頭を下げた。
先輩は「おう」と言って頭を撫でた。
・・・!!
頭・・・撫でてもらった。
最近嬉しいことばかりだな。
「合宿がんばろうな。じゃまたなさえ」
「はい!さようなら先輩!」
先輩に名前を呼ばれるだけで嬉しくなる。
こんな気持ち初めてだ。
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