【完】会長様はご機嫌ナナメな皇帝閣下
「とりあえずぅ、組み手いっちょいっとく?はるるん?」


「あおちゃん先輩手加減お願いしますね。怪力なんだから。俺弱いんだから」


一番初めの組み手はあおちゃんと春風らしく、春風は合宿の時に私とあおちゃんとの戦いの話を聞いてるから、かなり笑顔が引き攣ってる。


それに、一学期の生徒会攻防戦だってまだ記憶に新しいし、そりゃ春風からすりゃ怖いだろう。


「大丈夫だよー、骨が折れない程度にしとくから」


「あ、あはは……あんまり大丈夫な気がしないのは何故なのでしょうか?」


春風、多分、大丈夫な気がしないのは気のせいではないだろうな。


とりあえず、春風が死なないように合掌しとこう。あれ、なんか死亡フラグじゃね?
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