【完】会長様はご機嫌ナナメな皇帝閣下
私の顔色を窺い満足げに笑うと、皆川会長は改めて言った。
「ひと暴れして来い、ひよこ」
「うう……トゲ付きの椅子は嫌だから、やるっきゃないよな」
私がはあ、と溜息をついた後に見えたのは、皆川会長を尊敬の眼差しで見る春風のキラキラ顔と、あおちゃんのへらへら顔と、唯一心配そうなアッキー先輩の顔。
「ひよこも一応女なのに、大丈夫かよ……」
「ありがとうアッキー先輩。心配してくれるのはあんただけだ」
ただ、心配してくれるのは良いのだが、アッキー先輩にも問題があるのだよ。小さなことだけどな。
「べっ……別に!誰がお前みたいな最強女心配するもんかよ!」
……何故か、照れると若干ツンツンしだす。いつもは優しくて常識人のアッキー先輩は、いわゆるデレツンなのだ。
「ひと暴れして来い、ひよこ」
「うう……トゲ付きの椅子は嫌だから、やるっきゃないよな」
私がはあ、と溜息をついた後に見えたのは、皆川会長を尊敬の眼差しで見る春風のキラキラ顔と、あおちゃんのへらへら顔と、唯一心配そうなアッキー先輩の顔。
「ひよこも一応女なのに、大丈夫かよ……」
「ありがとうアッキー先輩。心配してくれるのはあんただけだ」
ただ、心配してくれるのは良いのだが、アッキー先輩にも問題があるのだよ。小さなことだけどな。
「べっ……別に!誰がお前みたいな最強女心配するもんかよ!」
……何故か、照れると若干ツンツンしだす。いつもは優しくて常識人のアッキー先輩は、いわゆるデレツンなのだ。