君を忘れない

-4-

生田から原付で津久井道、町田街道と走らせる・・・



1時間ほど走らせて原付を止めた。

夜中ということもあり、辺りはあまり活気はなく、心地がちょうどいい橋本駅ロータリーでベンチに腰を下ろした。

飲み会が終わってからも、ずっとあの一言が頭から離れず、またここに来てしまった。

もう日付が変わってしまっているが、頭は冴えていて眠気はない。


どうせ、あんたは先輩の顔色気にして何もしてくれないでしょう


どうせ・・・



今、ここで思い切り叫んでもいいと言われれば叫ぶだろう。

悲しいような、切ないような、辛いような・・・

そういったような感情が全て混ざり、胸の奥がズキズキとしている。

こんな心地のいい場所とは正反対に、今の僕はやるせない気分だ。

いっそのこと、開き直ってしまえばいいのだろうが、そんな簡単に開き直れる性格ならばこんな時間帯にこの場所に来ていないだろう。
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