不良彼氏と胸キュン恋愛【完】
視界がグルッと回転して、背中にひんやりとした感覚が広がる。
智也はフローリングの床に仰向けで寝転がるあたしの上に馬乗りになった。
「と、もや……?何するの……?」
「そんな暴れるなよ。花音を傷付けることはしないから」
智也はジタバタと暴れるあたしの両手首を掴んで床に押し付ける。
智也……どうしちゃったの?
こんなの、いつもの智也じゃない。
嫌だよ……。恐い。
恐いよ……――。
恐いよ……流星……――!!