不良彼氏と胸キュン恋愛【完】

「分かった。今日は帰るよ。じゃあ、またね。花音ちゃん」


「あっ……うん……」


美尋ちゃんはそう言うと、クルッとあたし達に背中を向けて歩き出した。


去り際に見せた美尋ちゃんの怪しい笑み。


あたしの心臓は美尋ちゃんが去った後も、不快な音を立てて鳴り続けていた。


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