不良彼氏と胸キュン恋愛【完】
メイクも普段より念入りにして、髪の毛も巻いてみた。


体育の授業がなくて、ホントラッキー!!


放課後になったら急いでトイレに駆け込んでメイク直しするんだ。


「フフフッ……。早く学校終わらないかなぁ……」


まだお昼前なのに、もう何度時計を確認したことか。


だけど、あたしの気持ちとは裏腹に時計の針は意地悪で。


さっきから10分しか進んでいない。


「ハァ……」


溜息をつきながら、バッグのから取り出した香水の入った小さな紙袋を眺めてみる。


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