不良彼氏と胸キュン恋愛【完】
「なぁ、花音。昼休み、何で逃げたわけ?」


「それは……」


ふと思い出したようにそう問い掛ける流星。


あたしはフゥと息を吐くと、素直な気持ちを流星に話した。



「あの雑誌に書いてあったから。手作りのプレゼントは困るって……。だから、あたしが流星の誕生日プレゼントとしてつくった香水も……もらったら困るのかなって」


「手作りのプレゼントは困る……?」


「流星の友達も言ってたでしょ?手編みのセーターなんて欲しくないって」


「そりゃ付き合ってない女からもらったら、誰だって困るだろ」


「……へっ?」


付き合ってない女……?えっ?どういうこと!?


< 443 / 503 >

この作品をシェア

pagetop