不良彼氏と胸キュン恋愛【完】

「花音はまだ知らなくていい」


智也はニッと意味深な笑みを浮かべると、あたしの頭を優しく撫でた。


智也の撫で方は、ガシガシと撫でる流星とは違う。


一般的に考えたら智也の撫で方のほうが女の子は喜ぶはず。


だけど、あたしには流星の撫で方が一番心地よかった。


流星に頭を撫でられた時のことを思い出しただけで、今でも胸がキュンッと高鳴る。


呼吸が止まりそうになって息が出来なくなる。


< 68 / 503 >

この作品をシェア

pagetop