銀河の流星
真紅の光の正体は、この惑星の大気圏に突入した宇宙船だった。

地球からの開拓移民船団、その第一陣。

西暦2311年。

地球では宇宙開発が盛んになり、外宇宙探査が本格的になり始めた。

資源という資源を掘り尽くし、新たなエネルギーを求めて地球の隅々まで探索した人類は、その繁栄の可能性を母星の外…宇宙に見い出した。

限りなく広大な宇宙のどこかに、地球と同様の環境を持つ惑星が存在するかもしれない。

そんな希望を抱いて、地球人類は外宇宙へと一歩を踏み出す。

長年に亘る調査と研究の結果、遥か太陽系から離れた星系に、生命が生存可能な惑星を発見した。

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