極上ブラザーズ!!(仮)
「そんな必死に泣きつかなくても結構ですよ。僕は優しいんでね、まぁ……弟と妹のためです。お父様には黙っててあげますよ」
「遼さん!!」
私のことを妹と呼んでくれて……。
そして、私の気持ちもわかった上でおじ様には内緒にしてくれる。
嬉しかった。
やっぱり、遼さんは優しい。
少しでも疑った自分が愚かだった。
そう思った。
思ったのに――。
「ただし、条件があります」
眼鏡の奥の瞳がすーっと細くなる。
今までに見たこともないぐらい、
綺麗で繊細でそして――。
冷酷な顔をした遼さんがそこにいた。