【完】TEARS−ティアーズ−


「え?」



驚く高峰さん。



「はぁ?」



驚く郁君。



それは当たり前の事。



だけど今はそれどころじゃないの!

とりあえず、この場を何とかしなきゃ!



「だから高峰さんとは、お付き合いも結婚も出来ません。
ごめんなさいっ!」



そう言い棄てると、あたしは郁君の手を引いて走り出した。



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