アイシテル 街を仕切る男×傷を負った少女

そんなことをされたら、私はそれ以上言えなくなる。



伸也さんと初めて出会った日から、1年半がたとうとしていた。



私は伸也さんと過ごす時間が増えれば増えるほど、伸也さんを好きになっていた。



ぶっきらぼうな喋り方も、あったかい温もりも、シルバーの綺麗な髪も何もかも愛おしい。



時々、私だけのものになって欲しいと願ってしまう。


私だけを見て、私のことを好きになって欲しい。



でも、5歳も年下の私のことを伸也さんが本気で好きになってくれるなんて思えない。



伸也さんは優しいから、こんな私を放っておけないだけ。



きっと妹みたいな感覚なんだと思う。



その証拠に、いくら一緒に寝たって何も起こらない。



私は伸也さんの女と言う名の妹でしかない。



この日、どうして伸也さんがいきなり学校の話をしたのか、私は何も知らなかった。



ずっとずっと伸也さんの気持ちなんて知らないまま、勝手に色んなことを思い込んでいた。


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