【原作】妖精なアイツ
「ああ、あの白馬乗って来たの見た?
めっちゃ面白かったやろ?」



……いや、引くやろ。
私の目はあさっての方を向いていた。




「…あ、あの。
私もう失礼します!!」




ガラガラ…パタン。
ドアが閉まると、二人は親しそうに話し出す。



「あれが美希ちゃんか。
可愛いじゃないか。」



「でしょ?
私のいとこだもん。」




二人は和やかに笑っていると
規香はこう呟いた。




「美希は…
光太くんの事、好きになるかな?」



それを聞いた染五郎は首を傾げた。



「さあ、
それは二人次第だろ」



と、二人は苦笑いを浮かべた。


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